「英断だった」と思える日が訪れますように。
つい先日のこと。
我らがHey! Say! JUMP界隈は、9か月ぶりのシングルリリースを目前にして突然の悲報に激震しました。
その悲報とは、大々的に報じられた通り『公共交通機関利用時のマナーが改善されないため、デビュー以来続けてきたアリーナツアーを中止する』というもの。
交通機関利用時のマナーについてはメンバーも再三警告を発していたことからも、恥ずかしながら事実だったと認めざるを得ません。
この時湧きあがった感情はもうぐちゃぐちゃで、正直何にも発することができなかった。
SNS上に散見するすべての声が理解できるような気もしましたが、本来同じグループを応援するファン同士が語気の強い言葉が飛び交うさまや空リプでの嫌味の応酬(なかには堂々とリプ返しあっている方もいましたが)は、あまり気持ちのいいものではなかったからか、どうもうまく言葉にできずほぼ静観してしまいました。
少し時間がたって、新曲が発売された今。
「アイドルが歌って踊るという、最もアイドル然としているさま」がどれだけ尊いかを改めて実感し、ある程度落ち着いてきたのでちょっとだけ吐き出させてください。
悲報が告げられたその日、SNS上には実に様々な声が飛び交っていていました。
・現場がなくなった現実への絶望と嘆き
・一部の暴徒化ヲタに対する怒り
・JUMPに対しての謝罪
・謝る相手はJUMPじゃなくて一般の人でしょ?と切り込む声
・写経や早売りを流すことへの批判など交通以外のマナーへの言及
・自分は大丈夫だけど今一度顧みようという反省の声
・後輩グループや先輩グループだって一緒じゃねぇかという責任転嫁
・某先輩グループのファンが空港職員に苦言を呈されたことへの隠れ蓑説
・規律統制をファンの良心とメンバーからの警告のみにゆだねる事務所への疑問
・アリツア中止は別の理由(会場押さえられない等)を隠しているからではという推理
・で、「なんで今なんだ!?」という発表タイミングに対する疑問(リリース直前)
JUMPはまだ夏のツアーを発表していたわけでもないし、事務所内でも中堅ですから、変な話、何も言わずにドームクラスのアーティストに昇華させることだってできたわけです。
いわゆる夏ツアーの季節が到来している今、この発表をしたのは
「マナーが悪いとコンサートは本当に中止になる」
事務所全体の規律維持のため、ファンにとってわかりやすくショッキングな既成事実を作る必要があったのではと感じています。
実際にこの件が報じられてから、ジャニ―ズだけでなくあらゆる界隈のヲタクが「明日は我が身」と戦々恐々とし、自らの行動を顧みはじめています。(という発言が散見されます、が正しいかな)
このことにこそ意味があったのだと思いたい。
JUMPが矢面に立ったのは、本当に粛清の意味もあるのかもしれません。
ですがこのように他Gファンや一般層にとっても衝撃的な報道になりうる知名度を誇ること。
そして「JUMPなら大丈夫。このことが躍進の足枷にはならない」というプライドと信頼関係が見えてくるように思うのです。
「あの時のJUMPの決断は英断だった」
そう私たちが思える日が。JUMPファン以外の方にも感じてもらえる日が一日も早く訪れることを願ってやみません。
しかしだな。
最後に言いたいことは言うぞ。
アイドルが一番アイドル然としてくれているのが「コンサート」です。
アイドルとファンが一番の幸せを分かち合うことができるかけがえのない場所なんです。
一方常識外れの行動で迷惑をかける相手はもはやファンではなく「モンスター」です。
他事務所では法的手段に訴えた例も実在しています。
警告をタレントに任せ、行動を良心に任せるマネジメント体制には限界が絶対にある!
モンスターを排除し、一般のお客様の安全保全を守るには、事務所が企業としての強制力をもって対峙しなければ通用しません。
セキュリティにお金がかかるなら、かければいい。
アイドルからコンサートを守るための経費なら喜んで払います。
だから事務所にも根本的かつ具体的な、毅然とした対策を講じていただきたい。
ファンはファンができることを。事務所は事務所にしかできないことを。
そうやってwin-win-winな相互関係を築いていきたいものですね。