僕が君を好きな理由

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25thシングル『ファンファーレ!』レビュー

令和になって4か月。

はやくも令和3枚目、Hey! Say! JUMP通算25枚目となるシングル「ファンファーレ!」が発売となりました。

発売から約1週間、私なりに想いをもって聴きこんで言いたいことがたくさん…!

 

まずは『ファンファーレ』とそのMV&メイキングについてつらつらと感想など。

※ネタバレを含みます。未視聴の方は自制くださいませ。

 

 

25thシングル 『ファンファーレ!』について

『ファンファーレ!』はHey! Say! JUMP25枚目のシングルであり、JUMPのエース山田涼介主演ドラマ、”セミオトコ”の主題歌です。

 

媒体によって多少文言は異なるものの、J-Stormが掲げるPR文がこちら。

・この夏忘れられないほど切なく煌めく奇跡を紡ぐ、喜びのラブソング。

・2019年、一番熱い「夏キュン」をお届けする、Hey! Say! JUMP渾身のサマー・チューン!

 

PR文の通り、ドラマ「セミオトコ」に通じる”切なさ” “儚さ” を感じる夏ソングです。

どこか夏の終わりのような切なさを感じますが… 歌詞にはBigining of summer=夏の始まりとありますからもしリリースが初夏で、初夏に初めて聞いていたら少し印象が違ったのかもしれない。

いやでもセミオトコの主題歌である時点で「死」や「別れ」がつきまとうので、どうしても”終わり”をイメージしてしまうのかな…。

 

『ファンファーレ!』の作詞曲を手掛けたのは、辻村有記さん。

昨年その桁外れのセンスに沸いた、有岡くんのソロ楽曲『Bubble Gum』を手掛けたクリエイターです。

ジャニーズ事務所への楽曲提供は、嵐の二宮君のソロ「また今日と同じ明日が来る」、NEWSのカップリングの「夜よ踊れ」、有岡くんソロの「Bubble Gum」に続く4曲目のようですが、どの曲も楽器とエレクトロサウンドが融合し、クールなのにエモい、最先端なのにどこか懐かしい…そんな音像が特徴的です。 

 

そして振付は s**t kingz( シットキングス)が担当したそうです。シッキンさんの振り付けといえば「Ride with me」や「Ainoarika」、ありやまユニットの「My Girl」などダンスがたまらん楽曲ばかり。

ファンファーレ!のダンスも全身をフルに動かす難易度の高いダンスで、やまちゃんいわく「すごいかっこよくなっちゃってます。夏だからみんなで踊れるかと思ったけど絶対踊れない、無理です」

\ 無理です / www

果たしてファンファーレ!はこのように楽曲、ダンスともに最強布陣のブレーンを結集した作品です。

 

『ファンファーレ!』感想

うっわ、おっしゃれ!!!!”というのが第一印象でした。イントロ・間奏のピアノといい、無音や間といい、ラップ調のCメロといい、セリフといい、落ちサビといい…(全部じゃないかw)

 

JUMPの夏ソングには『真剣SUNSHINE』がありますが、こちらは盛夏の日中に最高潮に燃え上がる恋のような熱気を感じる一方、『ファンファーレ!』は晩夏の夕刻、季節と空色と恋心の移ろいを表したかのような切なさが印象的です。 

 

心惹かれない人はいないのでは・・・!?魅惑のイントロ

まず聴いてほしいのが伊野尾さん、光くん激押しのイントロ。繊細なピアノからはじまり、やまちゃんのシャウトで一気にチューンアップしてポップなサウンドに。この曲が持つ多面性がすでにイントロに伏線として用意されているというキャッチ―な巧妙さはさすが…。

あとJUMP界隈でまことしやかに囁かれる、『やまちゃんのシャウトはじまりは名曲の法則』にも当てはまりますね。

トゥルル~チュッチュトゥル♬ がかわいくて、JUMPが奇跡のように持ち続けるフレッシュさがぴったりとハマります。

 伊野尾さんなんて狂気的なまでにイントロを推してるので、その圧はファミクラの直筆メッセージからぜひ感じ取ってください。(※FC会員のみ閲覧可能)

 

歌割が天才

ここ最近本当に歌割が素晴らしい曲が増えたなぁと感じますが、『ファンファーレ!』も大天才。全部素晴らしいんですけど、中でも印象的な4名(裕翔くん、やまちゃん、伊野尾さん、有岡くん)をピックアップします。

 

裕翔くん

裕翔くんの歌声は、控えめなのに活舌いいし存在感がありますよね。

今回裕翔くんのソロパは

考えるより動き出せ もうそんな気にさせるくらい
Bring Back 君に出会ったんだ 始まりの合図

この2か所なんですけど、それぞれ歌いだしと落ちサビという”位置”がぴったり。ファンファーレ!の曲調と裕翔くん声の相性がとてもよく、素晴らしい配置!

いずれパートもやまちゃんパートへのつなぎになっているのも胸熱です。

 

山田くん

エース山田涼介はファンファーレ!においても曲のリードパーソンなので、この曲の最も印象的な”セリフ”「忘れられないよ」は圧巻。

裕翔くんが雑誌で言っていた通り、「忘れられないよ」って結構言いにくいので、あれほどつぶやくように流れるように言えるのはやっぱりすごいなと思います。

そしてエモーショナルなピアノと一拍の無音が印象的な間奏明けにやってくる落ちサビ♬「Flash Back 僕らは泣いていた 夏の星座にこぼれ落ちる流星」が最高すぎる。

僕らは泣いていたまではピアノのような優しい音なのに、こぼれ落ちる流星~は来るべく大サビにむけ力強くて…落ちサビの存在意義を120%活かした歌い方!!


極めつけは冒頭のやまちゃんシャウト「Yeah~~~~」ですよ。。
JUMPファンは知ってるんだ…やまちゃんのシャウトから始まる曲はもれなく名曲だということを…。今回もご多聞にもれずその法則は健在。

 

伊野尾さん

太陽にGood Morning  お月さまにGood Night」というファンシーパートがまず天才なんだけど、そのうえ「一日の始まりと終わりの合図」という呼応するような類似パートまであてがわれています。

すっかりご挨拶担当の伊野尾さんが嬉しい。

そうそうメロディラインの後ろに囁き声が入っていることに気づきましたか?

太陽にGood Morning(モーニン

お月様にGood Night(バイバイ

ここゾクゾクするような声色なので、ぜひイヤホンで堪能してください。個人的には「バイバイ」がたまらんです。

 

有岡くん・光くん

この曲のオシャレさを印象付けるのが有岡くんから始まるCメロのラップ調部分だと思うんだけど、そこでの光くんメインで有岡くんがかぶさる形のひかラップ→有岡くんの「声に出すんだ 枯れるくらい oh oh oh…」の一連の流れが大天才。

有岡くんのオオオオオオーオーは優しくて切なくてキュンキュンくる。

Cメロはありとめちゃんがカッコよさを加速させてる…!

無音と間

ファンファーレ!のオシャレさはぶっちゃけここにあるのではとさえ思うほど。

・1サビ前の無音の間(伊野尾さんいわく”山田の間”)。2番にはこの間が無いのがまたエモい。計算されてる。

・落ちサビ前有岡くんの「Oh Oh Oh…」からCメロに入る前。アルペジオからの一拍の間が一気に切ない高揚感を引き立てる。

・セリフ部分は完全なる無音でやまちゃんの声だけが存在感を放つ。

・後奏はまったくなく「もう誰にも止められやしない」でスッ…と無音になるところ。ぶちっと切れるんじゃなくてスッと音が引いていく感じが儚い。

 

最高にエモくて、何度聴いても無音の部分で「はぁ~~~好きぃぃぃ!」とブルっちゃう不思議。アイドルの曲でアイドルのファンなのに、アイドルの声がしない部分がたまらんなんてね。

 

ファンファーレ!MV感想

これほど仕上がったMVがJUMP史上あっただろうか…。

リア恋を拗らす個人シーンに、絆を見せつけられるようなグループのシーン。

印象的な”光”の使い方。

美しい個体とわちゃわちゃかわいい集合体が、柔和な光に照らされ、絶妙なバランスで融合された名作です。こんな1秒単位で満足度の高いMVを作っていただいて感謝やで…Jストさん。

個人のシーンについて

これは「恋」。紛れもなく「恋」
JUMPに恋する夏を脳内再生したやつです。

裕翔くん→海岸をお散歩デート

山田くん→竹林散策で納涼デート

伊野尾さん→桟橋でサンセットデート

光くん→カフェでおしゃべりデート

髙木くん→海岸線ドライブデート

薮さん→お祭りからの彼ん家デート

有岡くん→お家の縁側でまったり夏満喫デート

知念さん→ゆっくりサイクリングデート

 

さぁ御覧なさい。

理想のデートが8パターンも!!!

 

コマ送りのような映像は「ロモキノ」という特殊カメラを用いたもの。

そのノスタルジーな映像美は、まるで頭のなかであの夏のデートを懐古しているような演出ですよね。

 

登場人物ごとに異なるシチュエーションはさながらマルチエンディングの乙ゲー…。

課金するんで続き見せてくれないですかね…(懇願) 

グループのシーンについて

ダンスはさすがs**t kingzさん…予想しなかったタイプでやまちゃんの言う通り、かなりカッコよく踊っていますが、いわゆるガシガシ・バキバキではなく、過去のシッキン作品同様に集合美が活かされた「揃ったダンスの美しさ」を堪能できる振付でした。

 

こんなにぴょんぴょこ飛び跳ねている伊野尾さんを見るのは、もしかしたら初めてかもしれない…。

MVのダンスシーンはあんまりないので、贅沢を言わせてもらえばダンスVer.のMVまたは定点カメラのフルVer.が見たかったなぁ…。。。
跳ねるような流れるような軽やかなダンスは、ずっと見ていたいと思える素敵なものだったから。


ダンス以外には砂浜を駆けるシーンと花火をするシーン、リビングでパーティ(?)をするシーンがありますが、これらはJUMPの仲の良さとわちゃわちゃ感にあふれています。

うざいくらいに前述した通りCメロの前の間奏のアルペジオが大好きなんですけど、ここの絵に「JUMPが横並びで楽しそうに歩いてるシーンがキラキラと煌めく図」を当て込んでくださったどこかの天才よ、心からありがとう。

この部分はちょっとウルっときちゃうくらい、曲の好きな部分と映像の好きな手法とJUMPの好きな姿がトリプルマッチしてて本当に大好きな数秒間です。

 

MVメイキング感想

基本的にはMV同様に、個々の美しさとJUMPのわちゃわちゃをどちらも堪能できる素晴らしいメイキングでした。

特典映像ですが激しくネタバレしますので、くれぐれも自制ください。

 

知念ちゃん過保護な裕翔くん

知念ちゃんいた♡

暑いの苦手だもんね知念ちゃん♡

知念ちゃんの視線ここだよ♡

短時間でどんだけ「知念ちゃん」連呼すんのw

後半砂浜のシーンでも伊野尾さんと遊んでる裕翔くんが知念さんに手招きをして、遊びに誘うなんて一幕もあります。

知念ちゃんかまいたな裕翔くんがかわいい。

 

大ちゃんと知念

薮さんの個人シーン、手元に携えた金魚は「大ちゃん」、すでに鉢にいる金魚は「知念」と名付けていた薮さん。MVをみれば彼ぴっぴみ131%の薮さんなのに、「ちね~ん、大ちゃん連れてきたぞ~」とか言ってるなんて誰が予想したwww

 

有岡くんリア恋の化身

Tシャツを裾からバタつかせるとか。
ちょっと乱暴に風鈴をはたく笑顔とか。
あぐらで団扇とか。
かき氷掬って「食べる!?え~!?」とか言いながら見せる表情とか。

もう有岡くんの個人シーンは全部ズルい。ズルい彼氏岡くん…。

 

ひかと花火なう

光くんの個人撮影時には近くで花火大会があったようで、遠くに花火が映り込んでいます。「光くんと花火デートなうに使っていいよ」だそうで…♡

 

慧くんとごはん

カメラをちょっと上目遣いでのぞき込み「メシでも食いに行く?行こうか!ほらほら行こう行こう!」と両手を取るそぶりをしてくださった伊野尾さん。

こちらも「ん」って両手差し出して、照れてはにかんじゃうやつ~~!!

恋~~!!!

…まぁ実際このあと伊野尾さんとごはんに行ったのは髙木くんなんですけどね(爆)

 

スケベなおっちゃん

橋のうえでサンセットを背負う伊野尾さんは本当にきれい。

ロモキノで見せてくれた笑顔は「見て見て、おいでよ、きれいだね」そんな風に呼びかけてくれてそうな彼ぴっぴなのに、カメラマンさんにむかって「あれ見て、おっちゃん!」「おっちゃん、なにスケベな表情してw」などおっちゃん設定だったなんてこれまた誰が予想したwww

スケベな表情してたのはワタシだよ、ごめんな伊野尾さんw

撮り終わった後で「あの…ほんとはおじちゃんなんて思ってないです…」とか言っちゃうのがめたんこかわいい。どんなテンションのあげ方だよw

 

 

菓子パーティーしようよ!

いのありが菓子パーティーに誘ってくれます。

伊野尾「今家にあるお菓子開けてさ。一緒に菓子パーティ―しようよ!食べちゃおうよ!家にあるお菓子開けて。ね?

有岡「どんなお菓子が好き?

伊野尾「家の戸棚に入ってるお菓子をさ、開けて、ぼくたちと一緒に菓子パーティーしようよ!おいしいよ!

かわいいお誘いに思わずお菓子取り出しちゃった方も少なくないのでは…?
伊野尾さんの言う「戸棚にお菓子」ってサザエさんの世界観じゃん…果たしてイマドキの若い子たちはピンとくるのかしら…?笑

たま~に出てくる、伊野尾さんのどこか昭和庶民派ノスタルジーな表現大好き。

 

大ちゃん参上

砂浜で戯れるJUMPさん。

やまちゃんが砂浜に大きく「大ちゃん参上」と書いています。

仲いいな~と微笑ましいありやま案件なんですが、実は後日のテレビ誌で、この海に移動するときになんと前の現場に有岡くんを忘れてきたという珍事が明らかに。。

『待てど暮らせどロケバス待機で撮影が始まらなくて。「何待ちなんだろう?」と思っていたら、メンバーは一人足らないと。「有岡がまだ前の現場にいます!」ってなってびっくり。あれはちょっとしたハプニングだった(笑)』(山田)

 

なるほどそれで『大ちゃん参上』なのかwwwww

 

…と、聞けば聞くほど、見れば見るほど良さを噛みしめることができる「ファンファーレ!」。 もし今周りにHey! Say! JUMPが気になっている人がいたら、迷わずこの「ファンファーレ!」をおすすめすることでしょう。

 

いよいよ8月も末ですが、夏キュンソング「ファンファーレ!」でもう少し 夏の終わりの切なさをJUMPとともに楽しみたいと思います。