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ちゃんと知ってほしい「確実にチャートに貢献する応援の仕方」

ウィークリーランキング発表を前に、Twitter上で謎のRT祭が起きていたのをご存知でしょうか。

基本SNSは好きに使えばいいと思っているタイプですが、今回ばかりはちょっとヒヤヒヤすることが多すぎて、一言物言いたくなってしまいました。


このヲタク、実は元音楽業界のはしくれ。
いい機会なのでこの機に『推しのためにチャートに貢献するやり方』をまとめさせてもらいたいと思います。


まず一体何が起きて、私が何にモヤモヤしているかということから説明しましょう。

 

①8月5日夜『オリコンデイリーランキング』で4位であることが明らかに。
②『連続1位の記録が危ない』と危機感を抱く
③『Twitterもランキングに加味されるらしいからみんなでRTしよう』運動勃発
④『100RTでCD35枚買ったことになるらしい』という謎情報が飛び交う
⑤RT制限かかるまでRTしまくったアカウントが続出


ツッコミどころしかないので、順にツッコミながら紐解いてみましょう。

 

①8月5日夜『オリコン』で4位であることが明らかに。

これは事実ですが、発端になったのは『デイリーチャート』。
フラゲ日~発売初日で首位独走状態なので累計を見ればウイークリー1位に影響ないことは明白です。

②『連続1位の記録が危ない』と危機感を抱く

あくまで『デイリーチャート』なんですってば。初日から自分で累積試算するつもりがない人はデイリーなんて見ないほうがいい。

③『Twitterもランキングに加味されるらしいからみんなでRTしよう』運動勃発

Twitterのツイート数が加味されるのはビルボードランキング。”デビュー以来連続1位の記録”はオリコンウィークリーランキング。オリコンチャートにツイート数は無関係。

④『100RTでCD35枚買ったことになるらしい』という謎情報が飛び交う

いや、なるわけねえだろが(怒)
「ツイートいくつ分はCD●枚分の反響に相当する話題性である」として捉えチャートの総合的な色付けには貢献しますが、今も昔もCD売上枚数として加算されるというような意味では決してありません。

 

⑤RT制限かかるまでRTしまくったアカウントが続出

規制はもっとも軽いとはいえTwitter社からの「処分」。ルールに反した異常な使い方であるということです。
規制や凍結になったら、ツイートはAPIでカウント出来ない状況になりかねません。

 

ビルボード社はNTTデータ経由でTwitterのデータ提供をうけています。NTTデータの解析ロジックは定かではありませんが、アプリやAPIなど多くのサードパーティは、スパムブロックのため短時間に大量のRT投下をしてもカウントされない場合がほとんどです。(1分間に10RT 上限などで換算される場合が多い)

 

(2018.8.29 加筆)

ここもっと詳しくとご質問いただいたので、Twitterのヘルプよりソース加筆しました。

規制中のアカウントのツイートはフォロワーしか見れない=つまりBillboardでカウントするためのAPIにデータが送られない=無駄なRTになるということです。

会話はTwitterで最も重要なものですが、 Twitterルールに違反する言動、または他の人が自由に会話できなくなるような言動が見られた場合、アカウントの一部の機能を一時的に制限する場合があります。たとえば、そのアカウントのTwitter上のアクティビティ(ツイート、いいね、リツイートなど)を見ることができるのはフォロワーのみとなります。不適切な内容のコンテンツが表示される範囲を制限することで、安全な環境と強力なTwitterコミュニティが作られます。 

ロックまたは制限されたアカウントに関するヘルプ

 

祭りに乗じて「JUMPの笑顔を守ろう」「みんなの思いはひとつ」「慧くんのためにできること」とかぶっ飛んだポエムツイートも出てきたましたが、本文とハッシュタグが一致しないこれも下手したら「Twitterのルール違反行為」に該当しちゃうかもよ?


・「100RT でCD 35枚分買ったことになる」という営業妨害行為
・短時間に大量RTを投下するTwitterのルール違反行為
・そもそも発端となったランキングソースを確認しない情弱さ
・RTすればいいらしいと「らしい」が錯綜する情弱さ
・ツイートやRTをしまくる割にはハッシュタグが間違っている

 

内容の真偽を確かめない。

Twitterというコミュニティのルールを守れない。


はじめは静観しようとも思いましたが、小中学生だけでなく”いい大人”だけで構成されていたはずの自分のTLまでがこんな状態になって、呆れたし、ヒヤヒヤしたし、正直怖くなりました。

確実にチャートに押し上げるためにやるべきこと

ぶっちゃけ端的にはCD買う以外の手法なんてないと思っていただきたい。

Billboardランキングでは順売上以外にもいくつかの構成要素がありますが、それらの無償行為をしまくれば、CD買わなくてもランキングに貢献できるなんて考えは、ジャニヲタたるもの持たないほうが無難です。

 

オリコン

日本でもっともよく使われる、CD実売数に基づいた実用的なチャートです。
マスコミの大半が「売上」を指すときはオリコンが用いられ、また多くのレコード会社が指標としています。

「初登場○位」などと報じられるのは主にウイークリーチャート。発売初週のウイークリーチャートを意識するのがもっとも有効です。


月曜~日曜 のPOS通過時(決済時)のデータが有効。

Eコマースの場合、出荷時に決済されることが多いので日曜日のポチはカウント外になることが多いので注意(店舗によります)。日曜日に駆け込みむならリアル店舗を推奨。

日曜の17時までという情報をちらほら見ましたが、私が業界にいたときは日曜の営業時間中のPOSは有効だった記憶がありますが…(ちょっと定かではないので独り言程度に)。

 

オリコン調査協力店 で買っていますか?

どこで買おうがオリコンには反映されると思っていませんか?
いえいえ。正規加盟店で買わないと、買ったことにすらなりません!

オリコン調査協力店」に名を連ねている店舗が信頼できますが、。サイトに名前がない街のレコード屋さんの場合でも「加盟店ステッカー」を掲げている店舗は対象です。

たとえば家電量販店の場合、エディオンジョーシンは対象だがビック・ヨドは対象外。楽天ブックスは対象だが、楽天市場に出店している「○○ショップ 楽天市場店」みたいな店舗は対象外の場合が非常に多いので注意。

 

ビルボード

ビルボードランキングは米国生まれの総合チャート。ミュージックシーンを広義に捉えたエンタテインメント性の高いチャートです。

・CD売上実数から算出する推定枚数
iTunesレコチョク等ダウンロード数
・ストリーミングサービス(Apple Musicなど)の再生回数、
・歌詞表示サービス「プチリリ」の表示回数から推定するストリーミング数。
YouTube再生回数。
GYAOの音楽コンテンツ動画再生回数。
・全国主要エリアAMFM32局のラジオ放送回数。
・PCでCDを読み込んだ際にグレースノート・メディアデータベースにアクセスするLook Up回数。
・楽曲とアーティスト名のツイート回数

これらをBillboard独自の手法で算出したものがBillboardチャートです。
何をどう合算し算出しているのかそのロジックは公表されていません。

 

Twitterでの応援はBillboardチャートに影響しますので、Twitterでのつぶやきは決して無駄ではありません。むしろ積極的にやるべきだと思いますが、やり方にはマナーとルールがあることを忘れないで欲しいのです。

Billboardでいえば、上記のとおり【楽曲名とアーティスト名】をツイート内に含むだけ。回数制限はないそうなので、文中に複数入れてもOKだそう。

#Nowplaying が必要という噂もデマです。

 

ルールさえ守れればチャートをさらに色付けできるのです。

ちょっと意識的にすればいいだけの、些細で簡単な応援のかたちですから、日頃からこのルールは念頭に入れておくべきでしょう。

どうか「誤情報」や「迷惑行為」に踊らされて台無しになることがないようにー。


さて。

ウィークリーチャートが発表され、Billboardランキングもきちんと1位でした。しかもCD売上、Twitter、Lookup部門の3部門1位を獲得し3冠のうえ総合1位。 

これはとても喜ばしいことです。

www.billboard-japan.com 

このことであの夜の「RT祭」に参加した人は、これが正攻法だと思ってやしないだろうか。そうではないと論破できるエビデンスを持ち合わせていないことが悔しいが、あれほど異常とも言える行為に至る必要はなかったと、私は今でも思っています。

 

『CDは買えないけど、頑張ってRTして応援します!』

『200枚分くらいRTした♡』

 

RTはどんなに頑張ってもCDには変身しません。アルバムのときにはこんなツイートを目にすることがないように願うばかりでございます。