僕が君を好きな理由

今日の僕も明日の僕も Hey!Say!JUMP しか胸の真ん中にない

食わず嫌いに食わせたい!Hey! Say! JUMPの秀逸な楽曲の世界

ジャニーズの多くのグループがデビュー曲ないしデビューしてまもなくの間にあてがわれる楽曲は、たいていオフザケ混じりのアイドルソングであることが多い。

そのためか、なんとなく食わず嫌いでジャニーズ楽曲を侮ってやしませんか?

ジャニーズの楽曲を手掛けるクリエイター集団は、名だたる大御所にはじまり新進気鋭のクリエイター、有名ミュージシャンらがそろい踏み。

作詞家・作曲家・編曲者・プロデューサーらもヒットメーカーをズラッと揃えており、かなり高い音楽レベルで制作されています。

 

光GENJIのデビュー曲「Star Light」を手掛けたのはCHAGEASKA
「ほのかに甘くホリディ」とか「Graduation」とか超名曲なんでぜひJr.に歌い継いでもらいたいものです。

SMAPには筒美京平槇原敬之山崎まさよしスガシカオ宮藤官九郎などが楽曲提供し、国民的楽曲として愛されていることはあまりにも有名です。

Kinki Kidsは冠で音楽番組を持ち、自らが作詞作曲を表立って手掛けた先駆けのような存在。

V6のデビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」は秋元康が作詞しているし、その後も玉置浩二藤井フミヤトータス松本など錚々たるアーティストが断続的に楽曲提供しています。

もちろんHey! Say! JUMPも最強の布陣でデビューを飾り、その後は幅広いクリエイターたちとタッグを組むことで、表現の幅・魅力の引き出しを次々と広げてきました。

Hey! Say! JUMPのデビュー曲「Ultla Music Power」を手掛けたのは、かの馬飼野康二氏。

和田アキコ「古い日記」、キョンキョン「渚のハイカラ人魚」や松崎滋「愛のメモリー」など数え切れないほどのヒットソングを保有する稀代のヒットメーカーです。

ジャニーズとのゆかりも深く、マッチ、シブガキなどの時代からはじまり嵐の「A・RA・SHI」、Kinkiの「愛されるより愛したい」、関ジャニ∞無責任ヒーロー」なども馬飼野氏の作品です。

「真夜中のシャドーボーイ」「瞳のスクリーン」などのどこか懐かしさを感じるいわゆる王道歌謡アイドルソングは、JUMPがデビューまもなくジャニーズ新ユニットとしての存在感を示すのにさぞかし貢献したことでしょう。

 

作詞家に亜美氏を迎えた楽曲たちが「愛ing」「レインボーキャンディーガール」「Puppy boo」など。これらはJUMPの持つ”可愛らしさ” や"あざとさ”を引き出し、アイドルヲタクが求めて止まない「キュンキュン❤」をもっともストレートに感じさせてくれる楽曲です。

 

ウィークエンダー」「殺センセーション」「Give me love」「Dear.」「Viva 9`s Soul」などを手掛けるVandrythemさんを迎えたあたりから、ぐんと現在のJUMPカラーに近くなったのではないでしょうか?

覚えやすくキャッチーな楽曲は、アイドルファンだけでなく大衆にとってもほどよく耳なじみがいい。好き嫌いが生まれにくく最後までスッと聴きやすいので、老若男女を問わず愛されていることでしょう。


さらにシンガーソングライター・オカダユータさんが手掛けた「はじまりのメロディ」や「ただ前へ」「愛よ、僕を導いてゆけ」などで、JUMPに”儚さ” ”脆さ” などちょっぴり切ないエッセンスが加わったのではないでしょうか。

アイドルとしてどこか虚像の世界にいた彼らを、ぐっと等身大の世界観に近づけてくれた役割があったように思います。

 

3rdアルバム「smart」くらいから収録曲のバラエティーが非常に豊かになったと感じませんか?

パート割によって声色の印象が異なるので、さまざまな楽曲にチャレンジできる面白さがあります。これぞ大所帯グループのメリットに他なりません。

以前の記事で、伊野尾さんの魅力は多面性だと語りましたが、それはグループとしてもある種もっている魅力の一片だと思います。

10年という時の中で王道ジャニーズ→ちょっぴり背伸び→キラキラアイドル→ラブリーポップ→クール&セクシー→儚い幻 みたいに引出しがどんどん増えています。

変わっていったのではなく増えているー。
これってすごく重要で。

何にでもなれる、何にでも応えられるという器用さはアーティストにとって大きな武器だと思うのです。

【おまけ】超私的!
"ジャニーズ食わず嫌い”に食べさせてみたいJUMPの楽曲 BEST5

1位:Masquerade

イントロでの掴みから息つく暇もなく世界観に引き込まれます。
曲調も曲展開もミュージカルのようにストーリー性に富み、瞬発力と拘束力が凄い!

 

2位:コンパスローズ

バンドの良さを最大限に活かした編曲に脱帽。
八乙女さんが書いた天才的な詞は、言葉選びの斬新さもさることながら、世界観に奥行きを感じさせる。ドラム・ギターなど楽器の音が欲しいところにきちんと乗っかってくる編曲も妙義。

 

3位:AinoArika

重厚感のあるストリングスにJUMPのどこかあどけない歌声がよく映える。幻想的で伸びやかな音が美しく、オペラやミュージカルを観ているかのような感覚。イントロからメロディー展開されていくときのダイナミックさは鳥肌モノ。

 

4位:DISCO JOCKY!!

OKAMOTO`Sのハマ・オカモトがベースで参加しているらしい。
ディスコソウルからはじまり、サビは甘めのメロディをのせる楽曲の構成はもちろんMIXが素晴らしく、どうりで洋楽とシャッフルで聴いていても遜色ないはずだ。そのくせ「君はきれい」でしっかりヲタを落としにかかってくるあたり、抜け目がない。


5位:JUMPing CAR

 王道アイドル路線な詞曲でありながら、ちょっと懐かしさのあるオールドロック風味。エンジン音、ゲーム音、Ring音などを盛り込んだ打ち込み系アレンジがけっこうスパイスの効いた隠し味になっている。「DISCO JOKEY!!」とおなじ原一博氏の作曲。

 

素材も料理人も超一流であるとわかったところで、お好みのジャンルの楽曲をまずは一口いかが?
食わず嫌いを克服したら、今度はクセになっちゃうかも・・・!?